令和6年3月に福岡大学で開催された「令和五年度土木学会西部支部研究発表会」にて、社会基盤デザインコースの国場有沙さん(学部4年)、社会基盤デザインプログラムの上地安諄さん(博士課程1年)、與儀開さん(修士課程2年)の3名が優秀講演者賞を受賞しました。

国場有沙:LiDARを用いたエコツアールートの変化に関する基礎的分析(指導教員:神谷大介)

上地安諄:車両走行特性からみた西表島におけるロードキル対策に関する一考察(指導教員:神谷大介)

與儀開:サブパーティクルスケールの破壊モデルを導入した個別要素法によるコンクリートの一軸圧縮試験のシミュレーション(指導教員:福田朝生)

琉球大学工学部社会基盤デザインコース水圏環境工学研究室の仲座栄三教授が、沖縄南部や久高島の海岸で見られる大きな岩の塊りについて、沖縄戦の艦砲射撃でサンゴ礁が破壊されてできたものであるという新たな研究成果をまとめ、この研究成果が各種メディアに紹介されました。これらの岩塊は、これまでは台風の高波などによってサンゴ礁が壊れ、移動したものと考えられ「台風石」と呼ばれてきました。仲座教授らは、ドローンによる空撮や、現地調査を実施し、これらの岩塊が自然の作用で生じたと考えるのは難しく、岩塊は沖縄戦の艦砲射撃でサンゴ礁が破壊されてできたものであるする研究成果をまとめました。そして、リーフ上の岩の塊や、リーフに空いた穴をそれぞれ「沖縄戦の石」、「沖縄戦の痕跡」と命名しました。貴重な戦争遺跡の発見となったこれらの一連の研究成果は、「NHK」「沖縄タイムズ」「琉球新報」「琉球朝日放送」など各種メディアで紹介されました。

水圏環境工学研究室HP : http://www.hydraul.skr.u-ryukyu.ac.jp/

バイオマス燃焼灰をベースとした低炭素・資源循環型コンクリートの開発~しまジオポリマーコンクリートの開発~

しまジオポリマーコンクリートでコンクリート製浮桟橋の試作を行いました。

特徴:
1)同強度のセメントコンクリートに対してCO2排出量が80%以上削減でき、低炭素社会の構築へ貢献 2)天然資源の使用量を低減でき,材料のほとんどが産業副産物であり、資源循環型社会の構築へ貢献 3)可使時間が長く、自己充填性に優れ、従来のセメントコンクリートと遜色のない施工性を実現

社会基盤デザインコースの水圏環境工学室と東洋コンクリート株式会社の共同研究により開発した、消波ブロック「コーラルハーモニーテラス」が、第52回沖縄県発明くふう展 日本弁理士会会長奨励賞を受賞しました。

令和5年9月に開催された「令和五年度土木学会全国大会」にて、社会基盤デザインプログラムの上地安諄さん(博士課程1年)、上間大輔さん(修士課程1年)が優秀講演者賞を受賞しました。

上地安諄:津波避難路からみた無電柱化優先度に関する基礎的研究(指導教員:神谷大介)

上間大輔:人流データを用いた公共交通網の評価及び再編に向けた一考察COVID-19を考慮して(指導教員:神谷大介)

令和5年7月に開催された「令和五年度沖縄ブロック国土交通研究会」にて、社会基盤デザインプログラムの上間大輔さん(修士課程1年)が優秀賞を受賞しました。

上間大輔:COVID-19による沖縄本島中南部都市圏住民の行動変化に関する基礎的分析(指導教員:神谷大介)

令和5年5月31日
琉球大学

全国的に理工学系学部における女子学生比率は低く,本学工学部においても最近5年 平均の女子学生の比率は約11%の状況にあります。それは,従来の工学部は「男性特有の専門を学ぶ学部」のイメージがあったことが原因のひとつと考えられます。しかしながら,工学は,ものづくりやまちづくりのために必要な専門能力を習得した技術者の育成から, 専門能力に加え,多様な高度社会に貢献するために必要な広い視野での思考力,柔軟な創造力および多様な人々と協働するための高いコミュニケーション力を備えた技術者を育成する工学へと変化しています。このような変化に対応するために,女子学生のより積極的な 受験を促すことをねらいとして「女子枠」を導入します。

求める学生像は,一般枠同様に「工学を学ぶ意欲と十分な基礎学力」,「幅広い視野での 思考力と柔軟な創造力」, 「多様な人々との高いコミュニケーション力」の資質をもった人ですが,さらに 「女子枠」では,男性技術者が多く占めてきた工学分野において,新たな発想やイノベーションを生む人材や多様な人々が活躍する社会に貢献できる人材を求めています。なお,「女子枠」は,新たな発想やイノベーションを生む人材が求められている 「ものづくり設計」,「環境工学」および「持続可能な都市デザイン」の専門コースである 「機械工学コース」,「エネルギー環境工学コース」,「社会基盤デザインコース」の総合型 選抜Iと学校推薦型選抜IIに導入します。

この「女子枠」導入により,工学部への入学生全体の教育の質を大幅に向上し,多様で 高度化する社会に貢献する技術者の育成を促進します。

〇募集人員

工学部工学科 総合型選抜Ⅰ・学校推薦型選抜Ⅱにおける募集人員(女子枠導入)

〇選考日程

<総合型選抜Ⅰ>
出願期間:令和5年9月1日(金)~9月3日(日)
試  験  日:第1次選考(書類選考),第2次選考 9月28日(木)
合格発表:第1次選考 9月15日(金),第2次選考11月1日(水)

<学校推薦型選抜Ⅱ>
出願期間:令和5年11月1日(水)~11月4日(土)
試  験  日:     12月6日(水)
合格発表:令和6年 2月5日(月)

※選抜方法等の詳細は,令和5年6月末以降,令和6年度琉球大学入学者選抜要項でお知らせします。

〇令和 6 年度工学部工学科『総合型選抜Ⅰ・学校推薦型選抜Ⅱの「女子枠」導入について』【PDF版】

令和4年度沖縄県健康教育大会において、神谷准教授が学校安全教育功労者として感謝状が授与されました。
神谷准教授は10年以上にわたり、沖縄県内小中高校および特別支援学校の教員・児童生徒に対する防災教育を継続的に行うとともに、学校危機管理マニュアル等の作成に尽力したことが評価され、感謝状が授与されました。

令和5年3月に熊本大学で開催された「令和4年度土木学会西部支部研究発表会」にて、社会基盤デザインコースの池原隆之介さん(学部4年)が優秀講演者として表彰されました。

池原隆之介:西表島における希少野生生物ロードキルの課題と対策(指導教員:神谷大介)

令和5年3月23日(木)、社会基盤デザインの学位記授与式を行いました。
学部51名,修士課程14名が卒業・修了しました。
卒業生,修了生の皆さん,おめでとうございます。