亜熱帯性・島嶼性・海洋性の地理的特性を活かした環境調和型の工学的価値を創造し、空港、港湾、離島架橋、道路、鉄軌道を含む公共交通システム等、地域の観光リゾート産業を支える持続可能な社会基盤を創成するとともに、環境共生、災害リスク軽減、社会資本の長寿命化、及び新エネルギー開発に関わる海洋・海底資源開発等の技術的ニーズに対応できる人材を育成することを目的とします。
(1) 工学を学ぶ意欲と目的意識を有し、高等学校で学んだ基礎学力を身に付けた人
(2) 修得した知識等を活用するための思考力、判断力、表現力を身に付けている人
(3) 様々な諸課題を与えられた条件下で最良の結果を得るために主体的に努力できる人
本学科が指定している受験科目を履修していることが望ましいです。数学、物理、特に微分・積分は本学科の学習内容に密接に関係しているので、確実に身に付けておくことが必要です。
琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、自然環境と調和の取れた持続可能な社会システムや社会基盤施設の設計、及び防災技術に関する課題の解決に取り組み、また、普遍的価値を身に付けた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材を育成することを目的としています。そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、琉球大学の学位授与の方針に則り、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、下記の学習目標を達成した者に、学士(工学)の学位を授与します。
物事を多面的に考えられるための人文・社会科学の素養を身に付けている。
亜熱帯島嶼地域の自然・社会環境を理解するとともに、社会基盤デザインの実社会に対する影響や効果を理解し、技術者としての社会的責任(技術者倫理) を考える素養を身に付けている。
実社会で直面する様々な問題に対応するため、社会基盤デザインの基礎となる数学・自然科学及び情報処理に関する知識とその応用能力を修得している。
社会基盤デザインの主要専門分野である社会システム計画学、水圏環境工学、地盤環境工学、構造設計工学、建設材料学の基礎及び応用能力と継続的な自己学習能力を修得している。
社会の要求を解決するために、社会基盤デザインの専門技術や情報処理技術を利用し、個人・チームでデザインする能力を修得している。
日本語によって物事を論理的に記述し、プレゼンテーションを行う能力を修得している。
国際的に活躍するために、英語及びその他の外国語の基礎、コミュニケーション及び情報獲得能力を修得している。
琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。
ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて教育課程を編成・実施します。本学士教育プログラムは4年制で構成されており、共通教育科目、専門基礎科目、及び専門科目を体系的に編成します。カリキュラムマップやナンバリングを用いて体系性や構造を明示します。また、グローバル化に対応したリーダーを育成するため、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設けています。
講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。編成方針に従い、具体的には以下のような学習内容と方法により科目を開設し、それらの具体的な科目名を明示した4年間を通したカリキュラムマップ並びに履修モデルを提示します。
成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。シラバスに科目ごとの授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を提示し客観的に評価します。